粉飾決算による、東芝の凋落は大きなニュースになり、赤字解消のための半導体売却は大きなニュースになりました。

ここにきて、更にTV部門やPC部門も売却する方向で進んでいるとのことです。以前、富士通の携帯電話撤退を当ブログでも取り上げましたが、日本の電機業界の再編がさらに加速している状況です。

TV部門については、中国のハイセンスへの売却が決まり、その額129億円とのことです。TVといえば一家に一台あり、売れれば大きな利益になる事業ですがこの金額というのはかなり安く手放すことになったのではないでしょうか。

PC部門については、現在ASUSへの売却を検討しているそうで、携帯電話やPCで知名度を上げてきたASUSがThink Padという東芝のブランドを手に入れることになるかもしれません。

家電メーカとしては、中国(ハイアール)や韓国(サムスン、LG)が今後ますます勢いを増すことが予想されます。日本メーカは、完成品から部品供給へシフトチェンジしてきましたが、半導体というメインの部品が海外メーカーに独占されていく状況が続くと日本国内メーカー生き残りがさらに厳しい状況となりそうです。

今後発展が予想されるロボットやAIの分野で、どこまで日本メーカがシュアを確保していくかが鍵になりそうです。

【日本経済新聞】東芝テレビ事業を中国家電大手に売却 129億円
【PC Watch】東芝PC事業をASUSへ売却か

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