携帯電話といえば、スマートフォンが登場する前は日本メーカーが世界でもしのぎを削り、シェア争いを繰り広げてきました。しかし、スマートフォンが登場していこう日本独自のガラパゴス携帯とよばれる環境により、日本メーカーのスマートフォン開発が出遅れる形になり、更にズルズルとシェアを減らしとうとう世界のシェアラインキングからもここ数年全く見ない状況になってきてしまいました。

そんな中でも、携帯電話を続けてきた富士通が事業を手放すことを検討しているそうです。日本メーカとしては、とうとうソニー・京セラ・シャープだけとなってしまいました。(シャープは鴻海に買収されたので正確には日本メーカーとは違う気がしますが)

日本国内においても、2016年度の国内出荷数シェア1位はアップルで43.5%。2位のソニーでも12.5%となっており、日本メーカーの存在感はかなり減ってきており、韓国SAMSUNGのGalaxyシリーズや中国メーカーのHuawei(ファーフェイ)やASUS(エイスース)が格安スマフォとして存在感を増してきています。

日本国内で、本体から部品生産に切り替わり表舞台から消えているが日本メーカーはまだまだ大丈夫という風潮があるように感じますが、日本経済新聞の記事をみるとiPhoneなど最新のスマートフォンに採用される日本メーカーの部品が減ってきているそうです。部品業界においてもロボットなどの高精度な設備が出てきたことにより製品の品質やコストが改善し、日本の得意としていた分野にさらに迫ってきているようです。

日本があまり得意としていない、ユーザのニーズにこたえてスピード感をもって対応できるようにしていかなければこれからも、製造業の先はまだまだ明るいとは言えないかもしれません。

【日刊ゲンダイ】富士通が携帯電話事業売却へ スマホの勢力図どう変わる?

【日本経済新聞】実は幻想、iPhoneの「日本製部品頼み」

 

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