以前、ダボス会議にて、年金が枯渇して深刻な問題になる可能性があるとの記事を紹介しましたが日本政府による、年金支給年齢の引き上げが検討されているようです。

前回の記事:年金が枯渇して深刻な問題に?(2050年に2.5京円不足)

記事によると、「7月18日、内閣府の有識者会議で「年金を75歳まで繰り下げ受給できるようにすべき」との議論が行われた」となっています。
過去をさかのぼって調べてみると、国民年金法が1959年にできたそうですがこのころの返金寿命は、男性が65.32歳、女性が70.19歳くらいだったそうです。つまり、平均寿命の-5~-10歳程度で運用を開始したことになります。
現在は、男女ともに平均寿命が80歳を超えており、初期の制度から考えると75歳以上に支給年齢の引き上げが行われなければ財政的な負担が大きくなると思われます。
ただ、現在もすごい勢いで平均寿命は延びており5年後には、さらに85歳の平均年齢となっている可能性も高くなってきています。
このため、政府としては支給年齢の引き上げだけでなく制度を変えざるおえない状況が出てくるのではないかと思われます。
また、国民の意識も65歳で引退ではなく75歳までは元気に働かなければ食べていけないような状況が発生するかもしれません。
今後の、社会テーマとして「健康長寿」というのが一つのキーワードになってくるかもしれません。
【マーネーポスト】「年金75歳受給論」安倍政権維持に向けた霞が関との手打ちか
【戦後昭和史】男女別平均寿命と老衰死亡率

 

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