以前、経済が回復してきて有効求人倍率が上昇してきたというニュースをお伝えしましたが、企業の求める人材と求人に応募する側のスキルがミスマッチしているようです。
特に、人材不足により「AI・ロボット」といった技術を取り入れたい企業が多くいますが、それらを開発する技術者が足りず、それを補う技術力のある労働者も人口とともに減り、まさに負の連鎖状態になっているとのことです。
政府もこれに伴い、将来を見据えたプログラミング教育の義務化を行う方向で拡充を目指していますが、実際に教育を受けた学生が社会に出るまではまだまだ時間がかかってしまいます。
特に最近の企業では、即戦力を求める傾向が強くなっていますが技術者人口が少なく大手企業同士での取り合いになっている現状化と思います。(欧米並みに、技術者の給料を上げればもっと人材が増えると思いますが。。。)
また、人口減少は給料を多く払えないサービス業の人材確保にも大きく影響してくると思われ、サービス業では自動化などの大きな仕組みの見直しを迫られる可能性が高いと思われます。
運送業でも、影響がかなり出始め宅配便の料金値上げや配達時間の削減など人材不足による影響はまだまだこれから深刻化しそうです。
【ロイター】広がる人手不足が企業活動圧迫、潜在成長率ゼロ試算も
【日本経済新聞】プログラミング教育実験拡充 総務省、義務化見据え
【日本経済新聞】物流危機、官民で協議機関 共同配送や運賃適正化促す